子育て

「聞き分けのいい子」だと育て方が心配になりませんか?

うなずく子ども

子どもがヘンに聞き分けがいいと、親としては「我慢してるのでは?」と心配になるものです。

子どもの年齢・性格や家庭環境など、年とともに変化していくことも多くあります。

聞き分けがいいのとよすぎるも変わってきますが、そんなに心配する必要はありません。

聞き分けがよすぎる、親の事を考えすぎる・・・などすぎることが多い上から押さえつけすぎたのか?と心配にもなります。

しかし、聞き分けがいいということは、決して悪い事ではありません。

子どもなりに、言われたことを理解し、納得し、心を切り替えるという事が上手に出来ている場合も多くあります。

 

子どもが「聞き分けのいい子」だと育て方が心配

 

はにかむ子ども子どもが聞き分けがいいと思っている親は「うちの子、聞き分けがいいけど、子どもは自分の感情のままに、わがままいうものではないの?」「このままだと、自分の気持ちをうまく伝える事ができないのでは?」「我慢させ過ぎている?」と心配になるのかもしれません。

どんな時にそう思う?

まだ幼稚園に通っている3~5歳ぐらいの子どもだと、自分の思うとおりにならないと癇癪を起こすなど、納得できないことに対しては、決して譲らないという事が多いのです。

しかし、小さな子どもでも、へんに聞き分けがいい時があるのです。

親はどんな場面で「あれ?聞き分けがいいな」と感じるのでしょう?

  • 自分が遊んでいたおもちゃを、お友達が「貸して」というと、遊んでいる途中でもすぐに貸してあげる
  • 親が「〇〇はだめよ」と言ったことに対して、すぐ納得してやめる
  • どんなに楽しい事をしていても、親に「終わり」と言われたら、すぐやめる
  • わがままを言わない

 

育て方に問題がある?

「聞き分けがいいな」と感じている親は、自分の育て方が悪いのはないか?と心配になるものです。

決して、育て方だけの問題ではないのです。その子の性格や家庭環境なども影響します。

もちろん、親の都合や、気分・状況によって、子どもに我慢をしいて「〇〇しなさい、こうしなさい」と強制的に命令をするということを日常的におこなっていては、親に対し萎縮し、気持ちを出すことが出来ないということがあるでしょう。

 

心配な理由は?

聞き分けがいいということは、言われたことに対して反発しないということでしょう。

小さな子どもであればあるほど、聞き分けがいいと心配になるものです。

心配になる理由として、このような事があげられます。

  • 自分の気持ちをころして、我慢しているのではないか?
  • 親の顔色をうかがっているのではないか?
  • 小さな子どもって自分の感情をすぐ出すものじゃないの?
  • このまま自己主張出来ない子どもになってしまうんじゃないか

親と言うのは、子どもを、危険なことから身を守るために、普段から「〇〇はだめよ」「〇〇しちゃあぶないよ」と言い続けます。

その自分の言い続けた事、言い方や行動がいけなかったのではないか・・・と親も悩んでしまうものです。

 

聞きわけのいい子の特徴

悲しそうな子ども

聞きわけのいい子とは、どんな子なのでしょう?

親からの抑え込みなどにより、自分の感情を出すことができなくなった聞き分けのいい子には特徴があります。

攻撃的になりやすい

普段は抑え込んでいても、何かの拍子に人や物に対し、攻撃的になることがあります。

家族に対して出る場合もありますが、他人や物に当たって自分の心の中のイライラを吐き出すことで気持ちを落ち着かせようとします。

体に何か症状が現れる

ガマンをしすぎると、体はSOSを出してきます。

ツライ気持ちを心の中に貯め込んでいる事で、お腹や頭が痛い、蕁麻疹が出るなどの症状が出てきます。

大好きなお母さんに嫌われたくない、期待にこたえたいと自分でも気が付かないうちに頑張りすぎることで、体は悲鳴をあげるのです。

心を閉ざしやすい

自分の感情を抑え込まれることが続くと、気持ちを伝える事をやめてしまいます。

自分の気持ちを否定される、違うと言われることが日常になってくると、「自分の考えている事は間違っている」「言ってもムダだ」と考えてしまいます。

言われることが当たり前、普通のことになってしまうと、自分で行動することが難しくなり、言われなければ出来ない、自分からは行動できないという事が起きてしまいます。

「聞き分けのいい子」=「我慢している」とは限らない

 

頬杖をつく子ども親は「聞き分けがいい」と我慢しているのではないか?と考えます。

親は、子どもを危険なことから身を守るために、普段から「〇〇はだめよ」「〇〇しちゃあぶないよ」と言い続けます。

その自分の言い続けた事、言い方や行動がいけなかったのではないか・・・と親も悩んでしまうものです。

聞き分けがいいからといって、我慢しているとは限りません。

我慢している状態というのは、親からの抑圧的な指図などが日常的にあり、いい子にならざるを得なかったなど、親のためにいい子になろうとしている時でしょう。

自分の気持ちを抑え込んでいる時は我慢しているといえます。

我慢しているということは、常にいい子でなければいけないと【聞き分けが良すぎる子】になっているのです。

聞き分けがいい子というのは、「なぜそれはダメなのか」ということを理解し、無理を言わないという事が上手に出来ているのでしょう。

その場合は、自分で納得し、心を切り替えるという作業が出来ていますので、我慢しているわけではありません。

むしろ、心が安定していると言えるでしょう。

もし、自分の主張が無く、大人の言いなりになるような状態であれば、聞き分けがよいというより、すべてを聞き流していると言えます。

そのような状態が続いている場合は、注意が必要となります。

 

親は子どもに対しての責任で悩みはつきないものです。

自分のとった毎日の行動が、普段の親子の関係が「よくなかったのではないか」と不安になります。

子どもは親の事をよく観察しています。

大好きなお母さんに嫌われないように、忙しくて大変なお母さんに無理させないようにとやさしい子どもが我慢をすることも、すべてが悪い事ではないのです。

子どもが大きくなり、社会に出ると、我慢というのは日常的に色々な場面で起こります。

今は、その時に上手に社会で生きていけるために、ちょっとつらかった気持ち、悲しかった気持ちなどを上手に聞き取ってあげ、共感し、褒めて、子どもの全てが親の自分にとって大切な存在だと伝えてあげてほしいものです。

 

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