子どもに、つい「早くしなさい!」と言ってしまうことはありませんか?
本当は言いたくないのに、忙しい朝や出かける前など、つい口に出てしまう言葉です。
私自身、3人の子どもを育てていますが、気づくと1日に何回も「早くしなさい」と言っているような気がします。
ふと考えたとき、
「楽しそうに話していたのに、その時間を止めてしまっていたのではないか」
と反省することがあります。
子どもの笑顔を止めるような子育てをしたかったわけではないのに…。
この記事では
- 「早くしなさい」と言ってしまう理由
- 子どもがゆっくり行動する理由
- 「早くしなさい」と言わないための工夫
について考えてみたいと思います。
「早くしなさい」と言われる子どもの行動とは?
小さい子どもにとって、「早くしなさい」と言われても、すぐに早くできるようになるわけではありません。
そもそも子どもは「なぜ急がないといけないのか」を理解していないことも多いのです。
例えば朝。
眠たい目をこすりながら起きて、まだ頭も体もぼーっとしています。
そんな時、
- 床の模様が気になったり
- 何かを見つけて想像を膨らませたり
大人から見ると「ダラダラしている」ように見える行動でも、子どもにとっては大切な時間なのかもしれません。
子どもは「早くしなさい」と言われるとどう感じている?
子どもは、お母さんに注目してもらうことが大好きです。
忙しいお母さんが
「早くしなさい」
と言うと、その時だけ自分のところへ来てくれる。
何度も注意してくれる。
もしかすると子どもの中では「今できないままでいれば、お母さんが来てくれる」という気持ちが生まれている可能性もあります。
もちろんすべての子どもがそうとは限りませんが、
子どもにとって
お母さんが自分を見てくれること
は、とても大切なことなのです。
「早くしなさい」と言ってしまうのはどんな時?
考えてみると、親が「早くしなさい」と言う場面はだいたい決まっています。
例えば
- 朝起きるとき
- 着替えるとき
- ご飯を食べるとき
- 片付けをするとき
- お風呂のとき
- 出かけるとき
- 寝るとき
どれも時間が関係している場面ではないでしょうか。
「早くしなさい」と言ってしまう母親の気持ち
なぜ「早くしなさい」と言ってしまうのか。
よく考えてみると、子どもよりも
親の焦り
が原因のことも多いように感じます。
例えば
- 仕事に遅れそう
- 家事が終わらない
- 約束の時間に間に合わない
- 寝る時間が遅くなる
つまり「自分が困るから急いでほしい」という気持ちなのかもしれません。
忙しい毎日の中で、心にも時間にも余裕がなくなると、つい「早く早く」と言ってしまうのです。
言わないで済むのなら、もちろん言いたくない。
親はやることがたくさんで山積みの毎日では、ゆっくり子どもに付き合っていられない時もあります。
そんな焦っている時に限って、ダラダラ~だらだら~ぐずぐず・・・。
最初は横目で見ていても、イライラが止まらず、つい「早くしなさい!」と口が出てしまう。
わたしは3人の子どもを育てています。
子どもに「早くしなさい」と1日1回は言っているような気がします。
ふと考えると、楽しそうに話をしているのに、話をとめて「早くしなさい」と言ってしまっているのではないか・・・と考えるようになりました。
子どもの笑顔をとめるような子育てをしたいわけじゃなかったのに・・・と反省します。
「早くしなさい」というのは、常に親である自分が時間に追われた生活をしているからなのでしょう。
「早くしなさい」と言ってしまう母親の辛さ、難しさを考え、どうすることで自分もゆとりをもった前向きな子育てが出来るのか・・・
ついつい鬼のようにガミガミ言ってしまう母親は、ゆったりと余裕をもった子育てに変わることが出来るのでしょうか?
「早くしなさい」と言い続けると子どもにどんな影響がある?
子どもは母親が自分に構ってくれることはうれしいことです。
子どもは親の言葉をとてもよく聞いています。
毎日「早く」と言われ続けると、
- 自分はダメな子なのかな
- 怒られてばかりだな
と感じてしまうこともあります。
また、親が「早く」を求める環境で育つと、子ども自身も人に「早く」を求めるようになることもあります。
周りの人がゆっくりしているとイライラしてしまう。
そんな性格になることもあると言われています。
私の子ども3人は、長女が「早く」を受け継いでしまっていると感じます。
下の子に向かって
「早く片付けて」
「早く準備して」
「早く行くよ」
まるで自分を見ているようで、ちょっと反省してしまいます。
毎日毎日「早く早く」と言われていると、忙しいお母さんが注目してくれる、手伝ってくれる、構ってくれると感じてしまっているのでしょうか。
そして、親のイライラが頂点に来て、「片付けも出来ないの!」などと言われてしまうと、「自分は片付けも出来ないんだ」と感じ、言われたとおりの子どもになってしまうかもしれません。
「早くしなさい」と言われ続けると、子どもは親と同じように、まわりに「早く」を求めるようになります。
「早く」と言い続けた親に応えていると、早く終わらせることが大切だと思い、言われ続けた子どもも人を待てなくなり、イライラしてしまうのです。

「早くしなさい」と言わない子育てをしたいと思いませんか?
「早くしなさい」と言わないで済むのなら、言いたくありません。
早くしなさいと言ってしまう母親、早くしなさいと言われる子ども。
それぞれの行動と気持ちから、どうすればいいのかが見えてくるのではないでしょうか?
「早くしなさい」と言われる子どもの行動とは?
小さい子どもにとっては、「早く早く」と言われて、早く出来るようになるかというと、なりません。
そもそも早くしなくてはいけない理由もわかっていません。
朝、眠たいのに起こされて、ボーっとしながら、目に見えた何かに想像を膨らませているのかもしれない。
ガミガミさけんでいるお母さんの歯にのりがついてて気になってしょうがないのかもしれない。
そんな時には、何度「早く早く」と言われても、そっちが気になって体を動かすことは出来ません。
どうしてもお母さんに言いたいことがあるのに、早く着替えなさい、早くゴハンを食べなさいと言われ、お母さんに言いたかったことを忘れてしまって悲しんでいるかもしれません。
しかし、何度も何度も「早くしなさい」と言われ続ける子どもは、お母さんを試しているのかもしれません。
いつも忙しそうなお母さん。
↓
遊びたいのに、遊んでくれない。こっちを向いてくれないお母さん。
↓
でも、「早くしなさい」というときは何度も何度も自分の所へ来てくれる。
↓
何度も来て自分の事を見てくれる。
↓
怒ってるけど、このまま出来ない自分でいれば、お母さんがかまってくれる。
↓
早くやる必要はない。
こんな心の中かどうかは別として、子どもはお母さんに注目してもらうことが大好きです。
注目してくれる理由がなんであれ、注目してもらえる術を見つけてしまったのかもしれません。
「早くしなさい」と言ってしまう母親は時間も心も余裕がない?
なぜ、「早くしなさい」と子どもに言ってしまうのか?
考えてみると、母親として時間も気持ちも余裕がない時なのではないでしょうか?
「早くしないと、仕事に遅れる」
「早くしないと、片づけが終わらない」
「早くしないと、約束の時間に間に合わない」
「早くしないと、寝るのが遅くなる」
つまり、自分が仕事に行くのが遅れるから、早く準備を終わらせて幼稚園に行ってほしい。
子どもが寝た後に、やりたいことがあるから早く寝てほしい・・・。
それが焦りとなり、「早く早く」と言ってしまうのです。
「早くしなさい」と言わないための工夫
ついつい、イライラして「早くしなさい」と言ってしまう!
つい「早くしなさい」と言ってしまう。
これは多くのお母さんが悩んでいることだと思います。
大切なのは絶対に言わないと自分を追い込むことではありません。
言ってしまったあとに、少し関わり方を変えることも大切です。
途中までの頑張りを褒める
例えば「早く食べなさい」と言ってしまったあとでも、
「おいしそうに食べてくれてありがとう」
と声をかけるだけで、子どもの気持ちは変わります。
小さな成長を見つける
例えば
「早く起きなさい」
ではなく
「昨日より5分早く起きたね!」
と声をかけるだけでも、子どもは嬉しくなるものです。
大げさなくらい褒める
子どもは褒められることが大好きです。
「そこまで褒めることかな?」
と思うことでも、大げさに褒めてみると、子どもはやる気を出すこともあります。
毎日の中では、そのちょっとが難しかったりしますが、ガミガミしている自分にも苦しくなってしまうものです。
5回に1回、3回に1回と少しでもいい方を変えることが出来ていければ自分もラクになるかもしれません。
絶対に言ってはいけない!と考えていては、思わず言ってしまった後に落ち込んでしまい、頑張っている心が折れてしまいます。
子どもに「早く」と言い続ける母親は、自分にも「早く」を求めてしまうものです。
子どもは、残念ながら親の思う通りには動いてくれません。
親が頭の中で、〇時にゴハン食べて、〇時にお風呂入って、〇時に寝かせて・・・などと計画を立てたところで、その通りには動いてはくれないのです。
子どもに、ついガミガミ言ってしまった後は、途中経過でも「ここまでよく頑張った!」と頑張りにも褒めてあげて下さい。
昨日よりも大きくなったこと、昨日より上手だったことをほめてあげてほしいです。
上手に出来なくても、褒めるほどではない・・・などと、伝える事を躊躇せずに100倍ぐらい大胆に大げさに褒めてあげると、子どももニヤッと笑い、褒めてもらう為に頑張ってくれるものです。
「早くしなさい」をやめてもすぐには変わらない
「早くしなさい」を言わないようにしても、すぐに子どもがテキパキ動くようになるわけではありません。
子どもは大人のペースでは動けません。
でも、例えば「今日はパジャマで幼稚園行く?」と少しユーモアを交えて聞いてみると、不思議と着替え始めることもあります。
また、親がそばにいて話を聞いてくれると、子どもの気持ちが満たされて、行動が進むこともあります。
お母さんがそばにいないと、なかなか進まないという事もあるでしょう。
忙しいお母さんは、「早くしなさい」と言って、どこかに言ってしまっては、子どもは手を止めてしまいます。
お母さんがそばにいてくれる。話を聞いてくれた。と気持ちがすっきりすると、不思議と次の作業がはかどったりするものです。
これはそうなることもあるけれど、やっぱりだいたい止まったままということの方が多いかもですが(笑)
子どもの気持ちを満たしてあげるためには、親も気持ちをラクにする必要があります。
毎日大変で忙しいのですが、ちょっとの手抜き、ちょっとのごほうび、ちょっとの息抜きを上手に使って、子どもに自分の急いでる問題を押し付けないでいられたらいいと思うのであります。
親も少しラクになっていい
子どもの気持ちを満たしてあげるためには、親も気持ちをラクにすることが大切です。
毎日はとても忙しく、
- 家事
- 仕事
- 子育て
に追われています。
だからこそ
- ちょっとの手抜き
- ちょっとの息抜き
- ちょっとのごほうび
を取り入れて、親自身が余裕を持つことも大切なのではないでしょうか。
まとめ
子どもに「早くしなさい」と言ってしまうのは、多くの親が経験することです。
忙しい毎日の中で、時間に追われるとつい言ってしまうものです。
しかし子どもは
- 注目してほしい
- 話を聞いてほしい
という気持ちで行動していることもあります。
完璧に言わない子育ては難しいかもしれません。
でも、少し声かけを変えたり、子どもの気持ちに目を向けたりすることで、親も子どもも少しラクになれるのかもしれません。
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