子どもが2人、3人いると親として大変なことも多いけれど、大きくなるにつれて一緒に遊んだり、上の子が下の子をお世話してくれることも増えて、ラクになったという人も多いと思います。
普段はきょうだいで仲良く家の中で遊んでいても、子どもは成長するにつれて、外の世界も広がっていきます。
わたしには小学生2人、幼稚園1人の3人娘がいます。
一番上のお姉ちゃんは大きくなり、一番下の妹の面倒をよくみてくれるのですが、まだまだ子どもなので、手に負えずイライラすることもあります。
そして、かわいい妹の世話や一緒に遊ぶことも楽しんでいますが、やはり学校のお友達や同世代の子どもたちとの遊びは、とっても楽しいようです。
下の子にとっては、いつもやさしく、いつも遊んでくれるお姉ちゃんが、自分をおいて外に遊びに行くなんて、さみしいしはもちろんのこと、遊びに行くと聞けば、自分も行くに決まってるかの表情で一緒についていこうとします。
上の子の気持ちも、下の子の気持ちもわかる親としては、とても困るものです。
目次
上の子が友達と遊ぶ時に下の子も一緒に行きたいと言ったら困りませんか?
上の子も小学校の友達がいて、学校が終わると友達と一緒に遊びに行く、友達の家に遊びにいくということがあります。
下の子はまだ幼稚園だったり、未就学児の場合は、ほとんど親と一緒でなければ、外に行くことは出来ないという事が多いのではないでしょうか?
上の子が友達と遊ぶ時に下の子が一緒に行きたいといったらどうする?
上の子が小学校の高学年だったり、もう少し大きかった場合は、もしかすると外で面倒みてくれる場合もあるでしょう。
公園や家の近くで、危なくない場所であれば、お友達の了解を得て、下の子も一緒に遊ぶことがあると思います。
お友達の家へ行くとき、少し遠い場所へ自転車に乗っていくなどあると、どうしても連れて行けない事の方が多いのです。
上の子は、下の子を連れて遊びには行けない
上の子も下の子の面倒を見ながら遊ぶことは大変です。
自分だけで行きたいのは当たり前でしょう。
公園などでは、可能な事があるかもしれませんが、お友達のお家に遊びに行くとなると、ムリです。
相手のお家にも迷惑になります。
小さい子どもが遊びに来るというのは、大変です。
もし、泣いたりしたら、怪我したりしたら・・・。相手のお家の方も目を離せないという状態を作ってしまうかもしれません。
そんな迷惑をかけてしまう事は出来ないものです。
下の子は、上の子ともお友達とも遊んでもらう立場にある
下の子は、いつも欲求のみになります。
「遊びに行きたい」「連れて行ってもらいたい」「手を繋いで連れて行ってほしい」
「ブランコを押してほしい」「こっちに来てほしい」
上の子は、下の子をお世話することに慣れているので、要求されれば、やってあげなくてはという気持ちになるのかもしれません。
下の子は慣れてしまっているので、お世話してもらうことが当たり前です。
お友達も、下の子がいない子であれば、面倒を見る事が楽しいという事もあるのかもしれません。
しかし、小さな子どもは思い通りにはいかないのです。
自分の要求(ブランコ押して、トイレ行きたい)を上手に満たしてもらえない場合は泣き出すこともあるでしょう。
上の子は遊びにいくはずが、母親代わりをすることになるのです。
そんな形での遊びは大変に決まっています。
下の子は、上の子がお友達と遊びに行く時には一緒に遊べない
結局、上の子どもがお友達と遊びに行くときは、連れて行くのはやめるべきなのです。
それは下の子どもにとってはツラく、悲しい事なのかもしれませんが、上の子どもがお友達と楽しく遊ぶためにはしかたありません。
大好きなお姉ちゃん、お兄ちゃんと一緒に遊びに行きたいのに、行けないということはとても悲しい事です。
そうなると、親としては、上の子と遊びに行く楽しみと同等がそれよりも楽しい何かを用意する必要が出てきてしまいます。
一度、遊びに行くという期待を持ってしまった子どもに、行けないというだけでは納得しません。
下の子が上の子についていきたがっても、行けない時のあきらめさせ方は?
下の子は、上の子についていけないことには、なかなか納得しないかもしれません。
しかし、連れて行ってもらえない時があるのです。
そんな時は、どうすればいいのでしょう?
上の子に連れて行ってもらって、自らあきらめさせる
やさしい上の子が常に面倒をみてくれていれば、楽しい事は間違いないのです。
しかし、上の子は年も違えば遊び方も違います。
まだまだ小さい下の子には出来ない、難しい遊び方があります。
1度ではあきらめなくても、上の子についていったものの、自分の楽しい遊びとは違ったとわかると、行っても楽しくないと思ってきます。
少しずつになりますが、お姉ちゃんお兄ちゃんと一緒に行っても楽しくはないと感じる事で行く気がなくなるということがあります。
上の子たちとは、違う遊び方を提案する
上の子どもが、下の子を見てくれると、親としては大変助かります。
しかし、上の子もいつもいつも楽しい時間を削ってまで、下の子の面倒をみてもらうわけにはいきません。
親としては、大変な時間が増える事になりますが、上の子どもたちがいない、違う公園に連れて行く、家で違う遊びをさせるなどして、一緒に遊ぶのしかないのかもしれません。
なんとかなだめて、帰ってきたら遊んでもらう約束をする
いつも遊んでくれるお姉ちゃんお兄ちゃんが、自分たちだけ遊びに行ってしまうのは、とてもツライことですが、帰ってきたら遊ぶという約束をしてもらい、帰ってきたら一緒に遊んでもらいましょう。
上の子も、学校から帰ってきたら宿題や習い事で忙しいですが、どうしてもあきらめきれない、泣き叫んで親と遊ぶことすら「うん」と言わないのであれば、泣いていてもしょうがありません。
「帰ってきたら遊んでもらおうね」となんとかなだめてみましょう。
上の子がお友達と遊ぶ時は、自分は行けないという事も、だんだんとわかってきます。
そうしているうちに、自分も幼稚園のお友達、小学校に入って友達が出来るなどで成長していくので、ゆっくり待ってみましょう。
お姉ちゃんお兄ちゃんには、お姉ちゃんお兄ちゃんの世界が別にあるという事がわかってくるものです。
上の子が友達と遊ぶ時、下の子はついていけない・・・親が思う事とは?
子どもが成長し、上の子が下の子の面倒を見てくれるという事は、本当に助かります。
小さい子の面倒を見るというのは、とても大変な事なので、上の子には感謝の一言です。
下の子を見てくれている事で、親としては自分の時間や家事などの仕事の時間がかなりとれるようになってきます。
ついつい、その時間が当たり前になり、上の子がお友達と遊ぶというと、「えー!行かないで!私が遊んであげなければいけない!!」と思ってしまいますが・・・反省です。
普段、一緒に遊んでくれる上の子には、その分、自分のお友達との時間も確保できるように親としてもサポートしなければいけないのです。
きょうだいみんなが小さくて、親としてバタバタの時期もありますが、きょうだいがいることで、とても助かることが増えてきます。
家族みんなで助け合いながら、楽しい子育てをしていきたいものです。