子どもの小さな手で、離れないぞと必死に「ママがいい!ママじゃなきゃダメ!」と泣かれてしまうと、愛おしくありがたく感じるワケですが、はぁ~とため息ついてしまうこともありますよね。
「ママがいい」と言ってくれるのは、今まで一生懸命育ててきたママにとっては、本当にうれしい一言ではありますが、いつもいつも離れないで、自分以外の人におまかせできない状態が続くのは、ちょっとツライものがあります。
不安な時や、知らない人に対して臆病になることはよくあるとは思いますが、「なぜここで?」と今まで仲良く遊んでいたパパや祖父母に対してもそうなることがあると、困ってしまいます。
わたしは3人娘を育てていますが、「離れない」という時期がそれぞれありました。
今もまだ一番下が幼稚園なので、「ママじゃなきゃイヤ」と泣きわめくことがあります。
今まで一生懸命そばにいた甲斐があったと思いつつ、ちょっとパパとお願い・・・と言いたいこともよくあります。
この「ママじゃなきゃいや」はいつ頃まで続くのでしょう?
目次
「ママ じゃなきゃダメ、ママがいい」 といつまで泣くの?
ママから離れたくないというのは、どの子でもあると思います。
家族以外ならなおさらです。
その言葉を発するのは、どんな時でしょう?
どんな時に「ママじゃなきゃダメ」という?
- 眠たいとき
- 疲れたとき
- お風呂のとき、頭をあらうとき
- 遊ぶとき、絵本を読むとき
- お外にいくとき
- おむつをかえる、トイレにいくとき
- 着替えるとき
- ゴハンを食べさせるとき
- お外で手をつなぐとき
- 車の中の隣にいてほしいとき
- 病院に行くとき
- 寝かしつけるとき
こうなると、全てがママじゃなきゃダメだということになりそうです・・・
いつもいつも「ママじゃなきゃイヤ」という?
やはり、ママがいつもそばにいて、ほとんどの時間をママと過ごしている子の方が、すべてにおいて「ママがいい」と言いつつあるのではないでしょうか
赤ちゃんの頃から、保育園に行っていた。おじいちゃんおばあちゃんに預けられていた。パパが家で一緒にいてくれる時間も長かった。という子の方が、ママにこだわる回数は少ないように思えます。
しかし、そんなママがいない時間も過ごすことがあった子にも、ここぞという時にはやはりママになってしまうのです。
ママってすごいですね!
でも、四六時中言われていたら、ママも大変です。
どうしたらいいのでしょう?
パパや他の人の力も借りたい!
あまりにも「ママ、ママ」と言われ、疲れ果ててくると、パパやおばあちゃんに「はい、お願い」と渡して姿を消したくなりますが、それは逆効果になるようです。
「突然、いなくなったママがなかなか帰ってこない」そう思ったら、もう二度と放さないと、よけいにママへの依存が強くなります。
幼稚園などに行きたくないとなる原因の一つにも、強引にママと離されてしまったということがあるのではないでしょうか?
しかし、このままではママも大変です。
一番助けてほしい、お願いしたい場面の時にはパパが近くにいる方が多いですよね。
ここはなんとかパパの力を借りましょう。
パパも努力はしてくれてるでしょうか?それとも何度かチャレンジしたけど、「こりゃダメだ」と諦めてしまっているという人もいるでしょうか?
子どもは本当に純粋なので、自分の事を大切にしてくれている人の事はきちんとわかるようです。
もちろんママ以外の人も大切にしてくれているのですが、どれだけ自分に時間を使ってそばにいてくれているか、自分がわがままを言っても自分の全てを受け入れてくれているかという事をキレイな心で見ている気がします。
ですので、パパにはぜひ根気よく粘ってほしいと思います。
粘るといっても、イヤがっているところを何度も粘るのではなく、今日も明日も明後日もと、子どもと本気で遊んであげたり、ママと同じように、ご飯を食べさせる、お風呂に一緒に入る、絵本を読んであげる、寝るまでそばにいる・・・という事を続けてほしいと思います。
「ママじゃなきゃいや」いつまで続くの?
小さい時は、どんな子でも、大好きなママじゃなきゃイヤという時があると思います。
子どもによって性格も、環境も違うので、何歳までとはわからないですが、やはり大きくなって、外でいろんな経験をして、みんないつかは必ず終わるのです。
終わると言っても、泣きじゃくり「ママがいい、ママじゃなきゃイヤ」は少なくなってきますが、違う形で「ママでなければ話せない」「ここはママにやってほしい」と要求は続くのでしょう。
わたしの子どもの一番上と二番目は小学生なのですが、一番上は抱っこしてとは言ってきませんが、「ここはママじゃなきゃイヤ」というものは今もあります。
女の子なので、母親でなければ言えない事もあるでしょうし、小さい時の少しの時間も放してくれなかったことを思うと、随分大きくなったものだと感じます。
どうしても手が離せない時や預かってもらう時に、「ママ!」となかなか離れず、大変な時期というのがありますが、戻ってきた時に、ゆっくり抱きしめてあげる、安心させてあげることで少しずつ成長していってくれます。
その時その時が大変なママにとって、果てしなく続く問題のような気がしてしまいますが、こどもが幼稚園や保育園、そして小学校になると、間違いなく成長はしていくのです。
ママが自分の全てとは言いすぎかもしれませんが、他の世界を知る前にママからの愛情にたっぷり浸からせてあげることで、成長していくことを願うばかりです。