「不登校の中学生には何をさせたらいいんだろう…」
子どもが学校へ行かなくなると、多くの親が一度は考えることではないでしょうか。
勉強をさせた方がいいのかな。
運動不足にならないようにした方がいいのかな。
何か習い事でも始めた方がいいのかな。
実際、私もずっとそう考えていました。
現在、中学生の娘はフリースクールへ毎日通っています。
でも、そこへたどり着くまでは家で過ごす日々が続いていました。
スマホを見ている。
動画を見ている。
ゲームをしている。
そんな娘を見ながら、
「何か夢中になれるものはないのかな」
「このままで大丈夫なのかな」
と悩み続けていたのです。
今回は、不登校だった娘に「何をさせるべきか」と悩み続けた母親の本音を書きたいと思います。
不登校になると「何かさせなきゃ」と焦る

不登校になると、親はどうしても焦ります。
学校へ行っていない。
授業を受けていない。
家にいる時間が長い。
そうなると、
・勉強をさせた方がいいのでは
・運動不足になってしまうのでは
・将来困るのでは
・何か得意なことを見つけた方がいいのでは
と考えるようになります。
私も同じでした。
パソコンに興味を持たないかな。
動画編集をやってみないかな。
SNS発信やイラストはどうだろう。
何か一つでも夢中になれるものが見つかればいいのに。
そんなことばかり考えていました。

不登校の中学生に何をさせる?私が実際に考えたこと

不登校になると、「何かさせた方がいいのでは?」と考えるようになります。
私も娘が家で過ごしていた頃は、毎日のように考えていました。
まず気になったのは勉強です。
学校へ行っていない以上、授業はどんどん進んでいきます。
進研ゼミをやってみたり、すららを利用したりもしましたが、親が思うようには続きませんでした。
進研ゼミは一つずつ説明してくれるので、とても分かりやすかったように思います。
続かなかった理由としては、1日30分もすると他にやることがなくなってしまいちょっと物足りなくも感じたのかもしれません。
と言っても、「勉強したい」という気持ちが強くなかったことでもういいやとやめてしまったのかなとも感じています。
すららは、出席扱いにできる&他の学年での勉強も戻って出来るということでとてもいいものだったと感じています。
取り組んだ内容なども先生から直接メールなどももらえて親としては「これはいいな」と思ったものです。
そんな風に親は勝手に思ってしまいましたが、子供にはやはり勉強そのものを取り組む意思がなかったので結局続きませんでした。

次に考えたのは運動です。
家にいる時間が長くなると、どうしても運動不足になります。
夫からも「一緒に散歩したら?」「ストレッチをやったら?」と言われました。
確かにその通りなのですが、本人にその気持ちがない時に続けることは難しく、私自身にもそこまでの余裕はありませんでした。
また、パソコンや動画編集にも興味を持ってくれないかなと思ったことがあります。
今の時代はSNSやYouTubeもありますし、家にいながら出来ることもたくさんあります。

何か得意なことや夢中になれることが見つかれば、自信にもつながるのではないかと期待していました。
女の子なので、メイクやおしゃれに興味を持ってくれたらとも思いました。
でも当時の娘は、自分に自信を失っているようにも見えました。
何かを始めれば変わるのではないか。
夢中になれるものが見つかれば変わるのではないか。
そんな期待を持ちながら、私はずっと「何をさせればいいのだろう」と考えていたのです。
ただ今振り返ると、私が探していたのは「何をさせるか」ではなく、「娘が安心して過ごせる居場所」だったのかもしれません。
私が心配だったのは勉強だけではなかった

もちろん、勉強のことも心配でした。
学校へ行っていない以上、学習の遅れは気になります。
高校進学のこともあります。
でも、正直に言うと、それと同じくらい心配だったことがあります。
それは、娘が少しずつ自信を失っていくように見えたことでした。
中学生という時期は、本来なら友達と笑ったり、おしゃれに興味を持ったり、好きな人ができたりしながら、自分らしさを見つけていく時期だと私は思っています。
もちろん全員がそうではありません。
それでも、学校生活の中で友達から刺激を受けたり、「かわいくなりたい」と思ったりする機会はたくさんあります。
でも娘は家にいる時間が長くなりました。
外へ出る機会も減りました。
人と会う機会も減りました。
その結果、体型も大きく変わっていったのです。
家にいることで自信を失っていくように見えた

娘はもともと細身でした。
でも不登校になってからは、家にいる時間が長くなり、運動量も減りました。
食べることが好きだったこともあり、思春期の体の変化も重なって、どんどん体型が変わっていきました。
大きくなったお尻。
太くなった太もも。
広くなった肩幅。
親だからこそ、その変化がわかりました。
もちろん本人も気にしていました。
メイクに興味を持つこともありました。
かわいい服を見ていることもありました。
でも、自信がなくなっている状態で、
「頑張って痩せよう」
「かわいくなろう」
と前向きになるのは難しかったのだと思います。
私は勉強の遅れも心配でした。
でもそれ以上に、「このまま娘が自分を嫌いになってしまうのではないか」ということが怖かったのです。
「一緒に散歩したら?」と言われても出来なかった

夫からは、
「毎日一緒に歩いたら?」
「YouTube見ながらストレッチしたら?」
と言われたこともありました。
確かにその通りだと思います。
少しでも体を動かした方がいい。
外へ出た方がいい。
頭ではわかっています。
でも、私自身にもそこまでの余裕がありませんでした。
不登校の対応だけでも毎日精一杯。
先の見えない不安もある。
仕事もある。
家事もある。
本当はもっと頑張れたのかもしれません。
もっと寄り添えたのかもしれません。
でも、その時の私はそこまでの力がありませんでした。
だからこそ、「何か娘が一人で夢中になれるものはないだろうか」と考えていたのだと思います。
何をさせるかより「居場所」が大切だった

今振り返ると、私はずっと「何をさせるか」を探していました。
勉強。
運動。
趣味。
パソコン。
動画編集。
でも、本当に必要だったのは「何か」ではなかったのかもしれません。
必要だったのは居場所でした。
娘は現在フリースクールへ通っています。
そこには同世代の子どもたちがいます。
一緒にご飯を食べる。
一緒に活動する。
一緒に遊ぶ。
学校ではなくても、人と関わる場所があります。
そして何より、「明日も行く場所がある」ということが親として本当に嬉しいのです。
朝起きて準備をする。
出かける場所がある。
待ってくれている人がいる。
それだけでも大きな変化でした。
フリースクールに通ってよかったと思うこと

もちろん大変なこともあります。
毎日の送迎。
お弁当作り。
時間の調整。
正直、楽ではありません。
それでも私は、「居場所が出来てよかった」と感じています。
学校へ戻れたわけではありません。
不安がなくなったわけでもありません。
将来の心配もあります。
でも、家だけが世界だった頃と比べると、娘の表情は少し変わったように思います。
親としても、「何かをさせなきゃ」という焦りが少し減りました。
まとめ

不登校の中学生に何をさせるべきなのか。
私もずっと答えを探していました。
勉強。
運動。
趣味。
習い事。
いろいろ考えました。
でも今振り返ると、私が本当に願っていたのは「何かをさせること」ではありませんでした。
娘が自信を取り戻せること。
夢中になれるものを見つけること。
そして、自分の居場所を見つけることでした。
不登校になると、「何をさせればいいのか」と悩みます。
でも、まずは子どもが安心して過ごせる場所があること。
それが何より大切なのかもしれません。

