「今日、学校行ってみようかな」
ずっと学校へ行けなかった子どもから、ある日突然そんな言葉が出てきたことはありませんか?
わが家の長女も小学6年生から不登校になり、中学2年生になった現在も学校にはほとんど通っていません。
そんな娘ですが、この数年間の中で何度か突然学校へ行ったことがありました。
友達から「おいで」と連絡が来た日。
始業式や終業式の日。
行事に参加するために事前に学校へ顔を出した日。
親としては久しぶりに学校へ行く姿を見るだけでうれしくなります。
そして帰宅後に「どうだった?」と聞くと、「楽しかった」と笑顔で答えてくれることもありました。
そんな姿を見ると、つい期待してしまうんですよね。
「もしかして明日も行けるかも」
「少しずつ戻れるのかな」
と。
でも実際には、楽しかったからといって翌日から学校へ通えるようになるわけではありませんでした。
今回は、不登校の子どもが突然学校へ行く理由と、親が期待してしまった“その後の現実”について、わが家の体験をもとにお話しします。
不登校の子どもが突然学校へ行くことは珍しくない

不登校というと、
「学校に行く」
「学校に行かない」
のどちらかだと思われがちです。
でも実際はそんな単純なものではありません。
行きたい気持ちもある。
友達にも会いたい。
行事にも参加したい。
だけど毎日は行けない。
そんな気持ちを抱えている子どもは少なくありません。
そのため、
- 始業式だけ行く
- 終業式だけ行く
- 行事の日だけ行く
- 午前中だけ行く
- 保健室だけ利用する
ということもよくあります。
親から見ると突然に感じますが、本人の中ではずっと学校への気持ちが残っていることも多いのです。
わが家でも突然学校へ行ったことが何度もあった

娘も完全に家から出られないわけではありませんでした。
これまでに何度か突然学校へ行っています。
友達から誘われたとき
友達から連絡が来て、
「学校おいでよ」
と言われたことがありました。
娘なりに勇気を出して学校へ向かったようです。
やはり友達の存在は大きいのだなと感じました。
始業式や終業式の日
普段は行けなくても、
「始業式だけは行こうかな」
「終業式だけ顔を出そうかな」
と思うこともありました。
新しい学年のスタートや区切りの日は、本人にとっても特別なのかもしれません。
行事に参加したいとき
宿泊研修や行事など、「これは参加したい」という気持ちが強いときもありました。
ただし当日だけ参加するのではなく、事前に学校へ行って慣れておきたいという気持ちもあったようです。
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不登校の子どもが突然学校へ行く理由

友達に会いたいから
不登校でも友達が嫌いになったわけではありません。
むしろ、「会いたい」と思っている子どももたくさんいます。
学校そのものがつらくても、友達との関係は続けたいと思っているケースは少なくありません。
行事には参加したいから
授業は難しくても、
修学旅行
宿泊研修
文化祭
体育祭
などの行事には参加したいと思う子もいます。
学校生活すべてが嫌なわけではないのです。
「頑張らなくちゃ」と思うから
娘の場合はこれもあった気がします。
先生からの連絡が続いたり、
親から
「明日行けそう?」
と聞かれたり。
もちろん責めるつもりではありません。
でも子どもは子どもなりに、
「行かなきゃ」
「頑張らなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
突然学校へ行く背景には、そんな無理や我慢が隠れていることもあるのかもしれません。
先生の声かけがきっかけになることもある
先生からの電話やメッセージで、
「待ってるよ」
「顔だけでも見せてね」
と言われたことがきっかけになることもあります。
信頼している先生の存在が背中を押してくれる場合もあるでしょう。
学校へ行けたからといって復帰できるとは限らなかった

親として一番難しかったのがここでした。
学校へ行った日の娘は本当に楽しそうでした。
帰宅後もよく話してくれました。
「楽しかった」
そう笑顔で言っていました。
だから私は、
「明日も行く?」
と聞いてしまったんです。
でも翌朝になると、
やっぱり行けない。
そんなことが何度もありました。
あの日の笑顔は嘘ではありません。
本当に楽しかったのだと思います。
でも、
楽しかったこと
と
毎日学校へ通えること
は別の話だったのです。
親としては期待してしまいます。
でも不登校の回復は一直線ではありません。
一歩進んで二歩下がることもあります。
行けた日があったからといって、すぐに復帰につながるとは限らないのです。
「なんで突然来たの?」と思う人へ

学校へ通っている子どもたちからすると、
「ずっと休んでいたのに急に来た」
と不思議に見えることもあるかもしれません。
でも不登校の子どもは、
学校に行きたくない人
ではなく、
行きたいのに行けない人
であることも多いのです。
だから、
今日は行けた。
でも明日は行けない。
ということもあります。
大人から見ても理解が難しいことなので、同級生が不思議に思うのも自然なことかもしれません。
ただ、その背景には見えない葛藤や勇気があることも知ってもらえたらうれしいです。
親として学んだこと

私は娘が学校へ行くたびに期待していました。
「これをきっかけに戻れるかもしれない」
そう思っていたんです。
でも今振り返ると、
行けたこと自体を喜べばよかった
のだと思います。
明日も行けるかどうかではなく、
今日行けたこと。
今日頑張れたこと。
それだけで十分だったのです。
不登校の子どもが突然学校へ行くことがあります。
でもそれは復帰のサインとは限りません。
だからこそ親は期待しすぎず、
「行けたね」
「頑張ったね」
と、その日を一緒に喜ぶくらいがちょうどいいのかもしれません。
まとめ

不登校の子どもが突然学校へ行くことは決して珍しいことではありません。
友達の誘い、行事への参加、先生の声かけなど、きっかけはさまざまです。
ただし、学校へ行けたからといって、そのまま毎日通えるようになるとは限りません。
わが家でも「楽しかった」と笑顔で帰宅した翌日に、また行けなくなることが何度もありました。
それでも、その一日が無意味だったわけではありません。
不登校の子どもにとって学校へ行くことは、とても大きな挑戦です。
親としてはつい期待してしまいますが、未来ではなく「今日行けたこと」を一緒に喜ぶ。
それが今の私がたどり着いた答えです。
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